カラスダニ トモコ
KARASUDANI Tomoko
烏谷 知子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
近代文化研究所 所属教員
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 神語から天語歌へ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 学苑 日本文学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学近代文化研究所 |
巻・号・頁 | (951),1-17頁 |
概要 | 古事記第2番~5番の八千矛神の「神語」、仁徳記の伝承、雄略記の第99番~101番の「天語歌」には、求婚・酒杯を捧げる・豊楽で鳥が詠まれる、祭政の場で大后が重要な働きをなす、「語り」によって事件が伝えられる、という三つの共通点を有する。統一した様式・規範で出雲地方を含む世界の秩序を記述し、天皇国家の理想を掲げて編纂された古事記には、そこに取り入れられ描かれた鳥や大后の形姿・性格・行動の隅々にまでその志向が働いている。神の世界から続く人の世界を描くのが神語・天語歌であったと考えられる。 |