カラスダニ トモコ
KARASUDANI Tomoko
烏谷 知子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
近代文化研究所 所属教員
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 来目歌の考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本歌謡研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本歌謡学会 |
巻・号・頁 | (63) |
担当範囲 | 1~14頁 |
著者・共著者 | 烏谷知子 |
概要 | 神武紀に載せられる来目歌(第7~14番)の第7番、9番、10番、11番を中心に、「妖」を祓う威力が「咲」う行為にあり、第10番の「ああしやを」は、古事記第9番の「ああしやごしや」の表現を取り込み、「咲」や歌謡の語によって「妖気掃蕩」を果たす機能を意図した歌謡であること、併せて「今だにも」を解釈し、第10番の歌謡の意味を考察した。来目歌の歌謡が有する「妖気掃蕩」「諷歌倒語」の働きを、漢籍の用例から検討し、来目歌の神武紀における位置づけを確認した。来目歌は歌謡の中の言語以前の要素と言語表現が共鳴し合い、歌謡の世界を構成していると結論づけた。 |