ウガイ サチエ    ugai sachie
   鵜飼 祐江
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
   職種
准教授
発表年月日 2015/07
発表テーマ 「紫の上の「女君」呼称-語りの方法としての呼称」
発表学会名 日本文学協会第35回研究発表大会
主催者 日本文学協会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
国名 日本
開催地名 奈良女子大学
発表者・共同発表者 鵜飼祐江
概要 従来「男」「女」「男君」「女君」は恋の場面を描き出す呼称とされてきた。確かに、「男」「女」「男君」は、限定的な使用によって、恋の場面として印象づける効果がある。
一方、「女君」は様相を異にし、特に紫の上の場合、「姫君」から「女君」へと呼称が行きつ戻りつしながら移行する点が注目される。この呼称の揺れには、「姫君」でもあった「女君」をこそ最愛の妻とする源氏の意識を看取でき、幼少期から築かれる二人の関係性をも反映していると考える。