ウエマツ ヨウコ
UEMATSU Yoko
植松 容子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
国際文化研究所 所属教員
文学研究科 言語教育・コミュニケーション専攻 博士前期課程
職種
准教授
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発表年月日 | 2016/03/05 |
発表テーマ | 中国語話者は「ようになる」と何を類義表現として捉えるか―中国語母語話者を対象とした「ようになる」の記述に向けて― |
発表学会名 | 第35回中国語話者のための日本語教育研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 名古屋大学 |
概要 | 本発表では、「ようになる」を中国語母語話者があまり使用しないという事実に基づき、<対照研究>と<誤用観察>を行うことを通して、中国語母語話者の学習上の「勘どころ(白川2002)」を押さえた「ようになる」記述の観点を探ることである。<対照研究>の結果、日本語の「ようになる」は中国語では「~了」で表されることが多いことが分かった。また、<誤用観察>の結果、日本語母語話者が「ようになる」を使用する文脈を中国語母語話者は「~テイル」を使って表すことが確認された。中国語において「了」は変化を表すため、中国語母語話者はなぜわざわざ「ようになる」を用いなければならないのかが分からず、変化後の状態や様態(現在は~ている)に注目してしまうことが示唆された。 |