ウエマツ ヨウコ    UEMATSU Yoko
   植松 容子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
国際文化研究所 所属教員
   職種
准教授
発表年月日 2021/09/11
発表テーマ 韓国語母語話者における “基本のナル” の使用状況 ―KYコーパスから分かること―
発表学会名 韓国日本語学会第43・44回学術大会
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
国名 大韓民国
開催地名 漢陽サイバー大学(オンライン開催)
開催期間 2021/09/11~2021/09/11
概要 本発表では、初級で必ず学習するナル表現、「イ形容詞+ナル」、「ナ形容詞+ナル」、「名詞+ナル」を “基本のナル” と呼び、KYコーパスを用いて、韓国語母語話者における使用状を観察した。その結果、韓国語母語話者は上級から超級にかけて、顕著に「名詞+ナル」の使用に増加が見られた。そこで韓国語母語話者が産出した「名詞+ナル」のうち、誤用や不自然な使用、また、正用ではあるが日本語教育の教科書ではあまり扱われないコロケーションを30取り上げ、それが韓国語でどのように表現されるのかについて追調査した。その結果、①慣用表現的な「名詞+ナル」(例:「勉強になる」)はあまり問題がない、②韓国語では文脈によって「名詞+되다」で言えるが、日本語では言えないものは誤りやすい、ことが示唆された。