イトウ ミカ    ITOH Mika
   伊藤 美香
   所属
食健康科学部 管理栄養学科
 
女性健康科学研究所 所属教員
 
研究支援機器センター 所属教員
   職種
専任講師
発表年月日 2015/07/11
発表テーマ 繊維遺物鑑別のための基礎研究―人工的に劣化させた国内各産地の大麻繊維の比較―
発表学会名 日本文化財科学会第32回大会
主催者 日本文化財科学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 東京都小金井市(東京学芸大学)
発表者・共同発表者 小原奈津子(昭和女子大学)
概要 繊維遺物の鑑別には比較対象となる標品繊維との形態比較が最も簡便で有効とされているが、劣化分解した繊維や炭化した繊維など、原形とかけ離れた形状となってしまった繊維遺物は鑑別が困難である。そのため、鑑別のひとつの指標となるように、特定の植物繊維について、これらの形態を走査型電子顕微鏡用いて観察し、単繊維の繊維幅および断面積の測定を行い、天然物ゆえの個体差のばらつきを考慮して、繊維種毎の特徴を捕えるためのデータを集めてきた。現在、これらのデータにさらに産地の違いなどを含めて検討し、データベースとして整理するべく取り組んでいる。今回、土中から遺物として発掘されても劣化した状態であることの多い繊維遺物の鑑別の参考とするために、国内で生産された大麻繊維(宮城、福島、群馬、栃木、長野、大分)の各繊維の人工劣化前後の形態および大きさの変化について、走査型電子顕微鏡を用いて調査した。