イトウ ミカ    ITOH Mika
   伊藤 美香
   所属
食健康科学部 管理栄養学科
 
女性健康科学研究所 所属教員
 
研究支援機器センター 所属教員
   職種
専任講師
発表年月日 2016/06/04
発表テーマ 繊維遺物鑑別のための基礎研究―国内各産地の大麻繊維の未処理・人工炭化・人工劣化の比較―
発表学会名 日本文化財科学会第33回大会
主催者 日本文化財科学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 奈良県(奈良大学)
発表者・共同発表者 小原奈津子
概要 繊維遺物の鑑別には比較対象となる標品繊維との形態比較が最も簡便で有効とされているが、劣化分解した繊維や炭化した繊維など原形とかけ離れた形状となってしまった繊維遺物は鑑別が困難である。そのため、鑑別のひとつの指標となるように、特定の植物繊維について、これらの形態の走査型電子顕微鏡用観察に加え、単繊維の断面積および繊維幅の計測を行い、天然物ゆえの個体差のばらつきを考慮して、繊維種毎の特徴を捕えるためのデータを集めてきた。現在、これらのデータにさらに産地の違いなどを含めて検討し、データベースとして整理するべく取り組んでいる。今回、国内で生産された大麻繊維(栃木、群馬、福島、長野、宮城、大分)の各繊維について未処理、人工炭化、人工劣化の各状態の繊維とその変化の比較について総合的に発表した。