フジシマ ヨシツグ    FUJISHIMA Yoshitsugu
   藤島 喜嗣
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活心理研究所 所属教員
 
生活機構研究科 心理学専攻
   職種
教授
発表年月日 2015/10/31
発表テーマ 自我消耗するとズルしやすいのか?―自我消耗が不正行為に及ぼす影響の検討―
発表学会名 日本社会心理学会第56回大会
主催者 日本社会心理学会・東京女子大学
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 東京都杉並区:東京女子大学
発表者・共同発表者 小林麻衣・藤島喜嗣・樋口収
概要 本研究は、Mead et al. (2009, study 1)の追試を通して、自我消耗が不正行為に及ぼす影響を検討した。女子大学生40名が個別実験に参加した。色認識課題を利用し自我消耗を操作した。統制条件では識別する単語と色が一致していたが、自我消耗条件では不一致でありストループ課題として認知資源を消費するようになっていた。課題後、気分測定を行った後に、数字探索課題を行った。数字探索課題の正答数によって謝礼を受け取ることができると教示した。数字探索課題の採点方法は、実験者が採点する場合と、参加者自身が採点し不正の機会がある場合の二乗件に分かれていた。実験の結果、統制条件では実践者が採点した場合よりも自己採点の方が成績が良く、不正が見られた。これに対し、自我消耗条件ではこのような差異は見られなかった。これは先行研究と正反対の結果であった。自我消耗がどの段階で機能するかについて議論した。