オオバ ミワコ    OHBA Miwako
   大場 美和子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 言語教育・コミュニケーション専攻 博士前期課程
   職種
准教授
発表年月日 2018/11/25
発表テーマ 初対面会話における話題開始と情報交換の方法の変化の分析-二者・三者会話の基軸参加者に着目して-
発表学会名 2018年度日本語教育学会秋季大会
主催者 日本語教育学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 プラサ ヴェルデ
概要 本研究の目的は,女子大生による二者と三者の初対面会話を対象に,人数の違いによって会話参加者がどのように話し方を調整するのかを,話題開始と情報交換の方法に着目して分析し,会話教育への応用を考察することである。基軸の参加者2名別に,人間関係(初対面,友人)と人数(二者と三者)で組み合わせを変え,各20分程度の4種類の会話(初対面二者会話,初対面三者会話,友人二者会話,友人三者会話)を計8会話収録した。分析では,全会話の話題区分を行ったうえで,参加者別に,(1)話題開始の頻度と方法,(2)情報の対称性,(3)情報交換の型の集計を行った。分析の結果,参加者の人数は違っても参加者間の情報交換は比較的対等に行われているものの,基軸参加者の話題開始の頻度と情報交換の負担は減少し,また,単に負担減少するだけでなく,話題開始や話題開始後の情報交換への関りかたに多様性が観察された点が明らかとなった。