オオバ ミワコ
OHBA Miwako
大場 美和子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 言語教育・コミュニケーション専攻 博士前期課程
職種
准教授
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発表年月日 | 2020/05/31 |
発表テーマ | グループホームにおける早番の業務と介助の談話の分析―ミャンマー人介護職員を対象に― |
発表学会名 | 2020年度日本語教育学会春季大会 |
主催者 | 日本語教育学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(基調) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 5/31一橋大学開催の予定であったが新型コロナウイルスのため中止となり、予稿集(電子版)への収録および予稿集のご購入をもって発表成立とみなす特別措置がとられた。 |
概要 | 本研究の目的は,認知症高齢者グループホームのミャンマー人介護職員を対象に,早番でどのような業務を行い,介助の談話がどのように出現するのかを,実際の就労場面の音声データから明らかにすることである。分析では,ミャンマー人介護職員(在住25年程度)の早番(2018年12月,7:30-16:30)の音声の全文字化資料と参与観察の記録から,(1)業務内容を記述し,(2)介助の談話を抽出した。 (1)業務内容の分析では,介助が円滑に進まずに調整の必要が生じることもあるものの,基本的に業務表通りに全業務を遂行していることが明らかとなった。(2)介助の談話の分析では,5種類の介助(移動,排泄,衣服の着脱,食事,入浴)の談話を抽出して発話機能を付与した結果,発話は簡略化されていたものの,介護技術講習会と同様に,基本的な「介助の動作の型」が出現する傾向にあることが明らかとなった。 |