モリ ヒロヒデ
森 博英 所属
国際学部 英語コミュニケーション学科
文学研究科 言語教育・コミュニケーション専攻 博士前期課程
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
職種
教授
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発表年月日 | 2016/05/21 |
発表テーマ | 口頭訂正フィードバックは必要か: 研究結果と教育実践の狭間で考えたこと |
発表学会名 | 外国語教育メディア学会(LET) 関西支部2016年度春季研究大会 |
主催者 | 外国語教育メディア学会(LET) 関西支部 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 兵庫県神戸市 |
開催期間 | 2016/05/21~2016/05/21 |
発表者・共同発表者 | 森博英 |
概要 | 本発表では、これまでの OCF 研究の成果を踏まえてOCF 研究の今後の方向性や実際の教室で OCF の使用に関する提案をした。具体的には、まず、OCF に対する学習者や教師の意識調査の結果を概説し、学習者と教師の間に見られる相違について考察した。次に、OCF 研究の主要なメタ分析 3 本(Mackey & Goo, 2007; Li, 2010; Lyster &Saito, 2010)の分析結果を整理・統合することで、現時点までに判明している OCF の効果を明示した。そして、これらの調査や研究の成果やOCF の研究方法に関連した Goo & Mackey (2013)と Lyster &Ranta(2013)の間の論争等を包括してOCF 研究が進むべき今後の方向性を提示した。さらに、現時点で推奨する、より好ましい OCF 使用について提案した。最後に、『フィードバック研究への招待 -第二言語習得とフィードバック-』の第 3 章「口頭訂正フィードバックの効果」の執筆を進める一方で、さまざまな研究結果と教育実践の狭間で考え続けた(また、今でも考え続けている)、本発表のタイトルでもある「口頭訂正フィードバックは必要か」というOCF 研究の原点とも言える問いへの私なりの考えを議論のたたき台として紹介した。 |