コニシ カナエ
KONISHI Kanae
小西 香苗 所属
食健康科学部 管理栄養学科
女性健康科学研究所 所属教員
生活機構研究科 生活科学研究専攻
職種
准教授
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発表年月日 | 2024/03/08 |
発表テーマ | 食品価格の上昇と食選択および健康状態との関連 |
発表学会名 | 第94回日本衛生学会総会 |
主催者 | 日本衛生学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 鹿児島市 |
開催期間 | 2024/03/07~2024/03/09 |
発表者・共同発表者 | 小西香苗、黒谷佳代、佐田文弘 |
概要 | 食品価格は食品選択の重要な決定要因であり、所得の低い人ほど影響を受けやすく、社会経済的地位の低い人ほど食費が安く、食事の質が悪い。本研究の目的は、(1)日本における食品価格の高騰が食品選択と食品摂取に影響を及ぼすかどうか、(2)食品コストを削減するための行動が健康転帰に影響を及ぼすかどうかを明らかにすることである。対象者は670名(57.7±14.5歳、男性44.6%)であった。このうち、81.6%が過去1年間の食品価格の上昇を報告し、65.2%が価格上昇のために節約していると回答した(「節約群」と呼ぶ)。さらに、節約派は非節約派に比べ、食品を選ぶ際に「量や大きさ」「価格」を重視し、非節約派は「栄養価」を優先していた。節約群では、食品群の中で "肉"、"卵"、"油脂"、"飲料 "の摂取量が有意に減少した。節約意識はうつ病と有意な関連がみられた。 |