ヤマモト アキコ
YAMAMOTO Akiko
山本 晶子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
職種
教授
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発表年月日 | 2007/07 |
発表テーマ | 「馬瀬狂言における中央と地方」 |
発表学会名 | 昭和女子大学文化史学会第19回大会 |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 地方に現存する狂言資料の中には、中央の流派では伝えられていない曲が伝承されていることがある。例えば、馬瀬狂言では、いわゆる番外曲の「三十日囃子・琵琶聟」などがそれにあたる。これらの曲については、台本の存在は元より、江戸後期から大正期の上演資料でも確認でき、実際に上演され続けたことが認められる。また一方で曲自体ではなく、中央の演出にはない独自の演出がなされている例も確認できる。これらが馬瀬独自に創作されたものではないことは、他に伝承された台本があることからも明らかである。 こうした例を具体的に紹介し、なぜこれらの曲が伝承されたのか、その経緯を探り、更にこうした伝承の一端に関わったものとして、辻能の仙助座の存在があったことを指摘した。 |