ナカヤマ エイコ    NAKAYAMA Eiko
   中山 榮子
   所属
環境デザイン学部 環境デザイン学科
 
生活機構研究科 環境デザイン研究専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
   職種
教授
発表年月日 2017/03/18
発表テーマ ドイツトウヒ内樹皮の抽出液を用いた木材保護剤への利用 その1)機械パルプ手漉き紙への試み
発表学会名 第67回日本木材学会大会(福岡)
主催者 (一社)日本木材学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 九州大学ほか
発表者・共同発表者 中山榮子、Tuula JYSKE、Risto KRPINEN
概要 製材所廃棄物(木質副産物)の25%が樹皮と言われている中、その利用は進んでいるとは言えない。そこで、廃棄される樹皮から簡単な操作で効果的な木材保護祭を得ることを研究の最終目的としたい。ドイツトウヒの内樹皮からエタノールを用いて抽出液を得た。機械パルプを用いて手漉き紙を調整し、抽出液を含浸させた。含浸させた手漉き紙にUV(366nm)を0~296時間所為うしゃし、その変退色と接触角を測定した。手漉き紙には重量比で約30%の抽出液を含浸させたところ、UV照射中に蛍光発光が観察された。照射後の手漉き紙は茶系に濃色化し、当初のしなやかさを失っていた。接触角は大きくなり、紫外線照射により親水性が低下したことがうかがえた。