ナカヤマ エイコ    NAKAYAMA Eiko
   中山 榮子
   所属
環境デザイン学部 環境デザイン学科
 
生活機構研究科 環境デザイン研究専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
   職種
教授
発表年月日 2017/07/13
発表テーマ タケ由来セルロースナノファイバーのラット及びヒトに対する長期摂取安全性試験
発表学会名 セルロース学会第24回年次大会
主催者 セルロース学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 岐阜大学
発表者・共同発表者 下川知子、真柄謙吾、池田務、野尻昌信、菱川裕香子、戸川英二、藤澤秀次、林徳子、高尾哲也、小川睦美、中山榮子
概要 大型の竹であるモウソウチクは、旺盛な生育から循環利用に適した資源と考えられている。セルロースナノファイバー(CNF)は工業的利用中心に研究開発が進められている。そこで、モウソウチク由来CNFを食品添加物用に用いることを前提に、安全性確認を行った。モウソウチクをソーダ蒸解の後酵素処理およびビーズミル処理を行いCNF1wt%懸濁液を調整した。ラットには90日間反復経口投与毒性試験を行った。その結果、本試験条件下における無毒性量は雌雄ともに200mg/kg/day以上と判断された。ヒト試験用には、CNF懸濁液を滅菌処理し、味を調えたのち試験期間内の品質保持を確認したものを1日1g相当用いた。ヒト長期接種安全性費件は。22名の男女に対して摂取最長12週後及び摂取後4週間後行った。CNF摂取により、不定愁訴や便通の改善への可能性が示唆された。