カラスダニ トモコ    KARASUDANI Tomoko
   烏谷 知子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
 
近代文化研究所 所属教員
 
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
   職種
教授
発表年月日 2016/07/09
発表テーマ 宇遅能和紀郎子伝承の考察
発表学会名 上代文学会7月例会
主催者 上代文学会
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 東京都日本大学文理学部
概要 応神記では応神天皇の治世に先立って、「未成人」の宇遅能和紀郎子が日継御子に定められる。続いて時間を遡り、応神天皇の巡幸と宮主矢河枝比売との聖婚と和紀郎子の誕生が語られる。古事記には「厳飾」の語が二例和紀郎子に関わって用いられ、この御子が特別な描かれ方をしていることがわかる。父帝の取り決めを不服とし反乱を起こす兄大山守命を自ら討ちながら、兄に対して哀惜の情を示す和紀郎子は知と行動力、情を兼ね備えた人物として描かれるが、早世によって大雀命が即位することになる。漢籍を手がかりに宇遅能和紀郎子伝承の問題点について考察した。