カラスダニ トモコ    KARASUDANI Tomoko
   烏谷 知子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
 
近代文化研究所 所属教員
 
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
   職種
教授
発表年月日 2019/06/09
発表テーマ 八千矛神歌謡考
発表学会名 令和元年度 古事記学会大会
主催者 古事記学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 中村学園大学 福岡県
概要 古事記第2番~第5番の八千矛神歌謡は、ウシハク神の最も輝かしい場面を提示すると思われる。神語は神の動作を鳥になぞらえて描くという特徴がある。また八千矛神と沼河日売、須勢理毘売との問答は、それぞれ土地の巫女と適后の立場の相違を示し、過去・現在・未来の時間と空間を交錯させて、八千矛神の国作りの過程を浮かび上がらせる。地の文では「幸行す」を用い、神を最高の存在として描く姿勢と、歌謡では不完全な部分を残す描き方が共存する。「事の 語り言も 此をば」という結びをもつ歌謡表現の特徴を考察した。