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(最終更新日:2023-03-13 17:56:27)
ツルオカ アケミ
TSURUOKA Akemi
鶴岡 明美
所属
人間文化学部 歴史文化学科
生活機構研究科 生活文化研究専攻
職種
准教授
受験生・学生へのメッセージ
なじみがない、難しい…と敬遠されがちな日本美術ですが、作品をひとつひとつ丁寧に見て、それらが作られた背景を探っていくと、思いもよらない世界が広がっていきます。新しい見かたに気づいた時の「ワクワク」感を、ぜひ一緒に味わいましょう!
ゼミ・研究室内容
演習では論文講読や研究発表を通じて、作品から様々な情報を読み取る力、作品に込められたメッセージを、歴史や文学などとのかかわりの中に読み解く力を養います。
学問のきっかけ
昔から絵を描いたり見たりすることは好きでしたが、大学に入り美術史の授業に触れることで、漠然と作品を鑑賞するのではなく、「かたち」の分析や制作背景の考察を通じて分析する面白さを知りました。日本美術をテーマに選んだのは、江戸時代に西洋の影響を受けて絵画を制作した人々に興味を持ったことがきっかけとなりました。
主担当科目
日本美術史基礎、日本美術史概論、日本美術史演習、歴史文化演習
専門分野
美術史 (キーワード:日本美術史)
最終学位
博士(人文科学)
学歴
1.
1983/04~1987/03
お茶の水女子大学 文教育学部 哲学科 卒業 文学士
2.
1987/04~1990/03
お茶の水女子大学大学院 人文科学研究科 哲学専攻 修士課程修了 文学修士
3.
2002/04~2005/03
お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科 比較社会文化学 博士課程修了 博士(人文科学)
職歴
1.
2018/04~
昭和女子大学大学院 生活機構研究科 生活文化研究専攻 准教授
2.
2016/04~
昭和女子大学 人間文化学部 歴史文化学科 准教授
3.
2015/10~2016/03
お茶の水女子大学 文教育学部人文科学科 非常勤講師
4.
2014/10~2015/03
お茶の水女子大学 文教育学部人文科学科 非常勤講師
5.
2006/04~2011/03
独立行政法人東京文化財研究所 美術部・企画情報部 研究補佐員
6.
2006/04~2020/02
武蔵野美術大学 造形学部芸術文化学科 非常勤講師
7.
1999/10~2000/03
お茶の水女子大学 文教育学部哲学科 教務補佐員
8.
1993/04~1995/03
お茶の水女子大学 文教育学部哲学科 教務補佐員
9.
1991/01~1993/03
学校法人有朋学園東日本高等学院 教諭
10.
1988/09~1990/02
財団法人東京都文化振興会江戸東京博物館資料収集室 主事(学芸)
著書・論文歴
1.
2022/03
論文
〔研究ノート〕『鷹見泉石日記』に見る谷文晁・文二の動向」 (単著) 2022/03
2.
2022/01
著書
校訂 原本 古画備考 (共著) 2022/01
3.
2021/10
その他
写山楼の後継者 谷文二 (単著) 2021/10
4.
2021/03
論文
野村文紹『写山楼の記』をめぐって (単著) 2021/03
5.
2019/10
論文
南山古梁文・谷文晁画『宮城野聚勝園記』をめぐる一考察 (単著) 2019/10
6.
2019/10
その他
出会う 文晁門人と浮世絵師―喜多武清の活躍― (単著) 2019/10
7.
2018/10
その他
写山楼と其一 (単著) 2018/10
8.
2018/03
その他
新資料からたどる一世文一の画業 (単著) 2018/03
9.
2017/03
論文
初代玄々堂・松本保居「西洋人支那紀行之内」の原画について―江戸末期上方銅版画における西洋画の受容― (単著) 2017/03
10.
2016/05
その他
史料探訪62 谷文晁一門・舩津文渕「四季草花図小襖」 (共著) 2016/05
11.
2016/03
論文
描かれた幕末の小笠原:「小笠原島真景図」をはじめとする諸本の成立試論 (単著) 2016/03
12.
2016/03
論文
末期の黄表紙挿絵と文字表現―敵討物黄表紙を手がかりに― (単著) 2016/03
13.
2016/03
その他
写山楼と足立―舩津家資料が結ぶ二つの地域― (単著) 2016/03
14.
2015/03
論文
寛政期黄表紙挿絵における、文字を用いた擬人化の考察 (単著) 2015/03
15.
2014/03
論文
黄表紙挿絵に見られる「店先の描写」についての考察―看板類を手掛かりに (単著) 2014/03
16.
2013/05
論文
黄表紙挿絵のモチーフに表された唐風趣味―安永期から天明期の作品を中心に― (単著) 2013/05
17.
2013/03
論文
寛政期黄表紙における挿絵の文字表現―山東京伝による心学を趣向とする作例を手掛かりに― (単著) 2013/03
18.
2013/02
その他
『古画備考』における谷文晁の書画情報 (単著) 2013/02
19.
2013/02
その他
フェノロサの浮世絵観と『古画備考』 (単著) 2013/02
20.
2012/10
著書
江戸期実景図の研究 (単著) 2012/10
21.
2012/03
論文
初期から全盛期の黄表紙挿絵に見る天狗像と文字情報―諸芸の流行と団十郎人気との関わり― (単著) 2012/03
22.
2011/03
論文
全盛期黄表紙挿絵のイメージと画中の文字情報―手法の複雑化、および唐書の流行の反映― (単著) 2011/03
23.
2010/03
論文
初期黄表紙挿絵の画中モチーフに見る文字情報―現実とフィクションの交錯、および「機知」の表現― (単著) 2010/03
24.
2010/03
論文
神奈川県立歴史博物館蔵「近海見分図」について(二)―画中の人物表現をめぐって― (単著) 2010/03
25.
2009/03
論文
江戸後期江戸名所の絵画表現における碑の役割 (単著) 2009/03
26.
2009/03
論文
神奈川県立歴史博物館蔵「近海見分図」について―幕末の海防と実景表現― (単著) 2009/03
27.
2008/06
論文
東京国立博物館蔵「相州名勝図帖」について (単著) 2008/06
28.
2008/03
論文
「江戸名所絵と「立札」―「繁栄」と「秩序」を表象する場合―」 (単著) 2008/03
29.
2008/03
論文
国立公文書館蔵『新編武蔵風土記』挿図についての考察(三)―題材選択の特質と新主題の開拓をめぐって― (単著) 2008/03
30.
2007/03
論文
国立公文書館蔵『新編武蔵風土記』挿図についての考察(二)―支配者の側から見た実景の表現― (単著) 2007/03
31.
2007/03
論文
広重名所絵における「由緒」のイメージ―「立札」モチーフをめぐって― (単著) 2007/03
32.
2006/03
論文
国立公文書館蔵『新編武蔵風土記』挿図についての考察―江戸後期官撰地誌における実景表現の一例― (単著) 2006/03
33.
2005/03
論文
目賀田守蔭筆「蝦夷歴検真図」について―文晁派実景図の系譜― (単著) 2005/03
34.
2004/03
論文
「小笠原島真景図」をめぐって―実景表現に反映された幕末維新期小笠原島政策の一様相― (単著) 2004/03
35.
2003/03
論文
千葉如圭筆「信遊図絵」について―江戸後期「山水愛好癖」の地方における一例― (単著) 2003/03
36.
1999/11
論文
司馬江漢と十八世紀イギリス風景版画―いわゆる「サーペンタイン河図」「療病院図」の原画発見― (単著) 1999/11
37.
1995/03
論文
谷文晁「熊野舟行図巻」について―その主題と表現形式に関する諸考察― (単著) 1995/03
38.
1993/03
論文
江戸後期絵画の風景表現をめぐる諸問題 (単著) 1993/03
39.
1993/01
論文
谷文晁筆「公余探勝図」とその周辺 (単著) 1993/01
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学会発表
1.
2018/05/18
南山古梁文・谷文晁画『宮城野聚勝園記』をめぐる一考察― 文人美術の展開に果たした役割――(第71回美術史学会全国大会)
2.
2017/11/25
野村文紹『写山翁之記』をめぐって(昭和女子大学文化史学会第34回大会)
3.
2013/05
黄表紙挿絵のモチーフに表された唐風趣味(家具道具室内史学会2013年度大会)
4.
1990/05
公余探勝図とその周辺(第43回美術史学会全国大会)
講師・講演
1.
2017/11
大人のための歴史教室1 江戸時代の絵本の挿絵~黄表紙のおはなし~(福井県立こども歴史文化館)
2.
2017/06
黄表紙挿絵の世界 第3回 黄表紙挿絵と文字表現―絵とことばで生み出す「笑い」―(江戸東京博物館)
3.
2017/05
黄表紙挿絵の世界 第2回 特色ある挿絵の表現―奇妙な話を絵にすると―(江戸東京博物館)
4.
2017/04
黄表紙挿絵の世界 第1回 黄表紙挿絵と浮世絵師― 清長も、歌麿も、北斎もいた―(江戸東京博物館)
5.
2016/09
足立に開花した江戸美術の魅力を探る~写山楼・谷文晁の周辺~(学びピア21)
6.
2014/07
幕末期に描かれた小笠原島(小笠原村)
社会における活動
1.
2015/02~
足立区立郷土博物館調査員
教育上の能力
●教育方法の実践例
1.
2006/04~
「日本美術史概論」の講義
2.
2016/10~
「博物館教育論」の講義
●作成した教科書、教材
1.
2006/04~
「日本美術史概論」教材
●当該教員の教育上の能力に関する大学等の評価
1.
2006~
学生からのコメントシート記述、アンケート等の回答
●実務の経験を有する者についての特記事項
1.
1997/10~1998/03
朝日カルチャーセンターロンドン講師
委員会・協会等
1.
2022/10/07~
武蔵野市文化財保護委員会 文化財保護委員
所属学会
1.
1988/05~
美術史学会
2.
2014/04~
国際浮世絵学会
3.
2017/07~
家具道具室内史学会
資格・免許
1.
1987/03/23
博物館学芸員
2.
1994/10
中学校教諭一種免許状(社会) 平6中一種第192号 神奈川県教育委員会
3.
1994/10
高等学校教諭専修免許状(地理歴史・公民) 平6高専修第208号
4.
1996/06
ケンブリッジ英語力検定試験アドバンス級 Cambridge English Certificate in Advanced English (CAE)
受賞学術賞
1.
1992/01
三彩社 『古美術』100号記念論文賞 佳作賞受賞 (谷文晁筆「公余探勝図」とその周辺)
展覧会・演奏会・競技会等
1.
2006/04/15~2006/12/10
ボストン美術館所蔵肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」神戸市立博物館、江戸東京博物館他
2.
2006/10/16~2006/11/11
御用絵師の仕事と紀伊狩野家武蔵野美術大学芸術資料図書館
3.
2016/03/13~2016/05/22
文化遺産調査 特別展 美と知性の宝庫足立―酒井抱一・谷文晁とその弟子たち―足立区立郷土博物館
4.
2018/03/06~2018/05/13
美と知性の宝庫足立2 谷文晁と二人の文一 時代を超える絵師ファミリー―谷文一没後200年記念―足立区立郷土博物館
5.
2022/10/09~2022/12/11
区制90周年記念文化遺産調査特別展 琳派の花園 あだち足立区立郷土博物館
研究課題・受託研究・科研費
1.
1995/05~1996/04
江戸時代後期絵画の実景表現に関する研究 その他の補助金・助成金
2.
2010/05~2011/04
全盛期黄表紙挿絵の画中モチーフに見られる文字情報についての考察 その他の補助金・助成金
3.
2012/04~2013/03
江戸期実景図の研究 研究成果公開促進費