イトウ ミカ    ITOH Mika
   伊藤 美香
   所属
食健康科学部 管理栄養学科
 
女性健康科学研究所 所属教員
 
研究支援機器センター 所属教員
   職種
専任講師
研究期間 2020/12~2025/03
研究課題 土器を掘る:22 世紀型考古資料学の構築と社会実装をめざした技術開発型研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 東京大学 総合博物館
研究種目名 学術変革領域研究A
代表分担区分 研究分担者
代表者 小畑弘己:熊本大学(領域代表者),佐々木由香:東京大学総合博物館(A02班 研究代表者)
概要 「いつまで答えの出ない議論を続けるのか」。縄文の焼畑農耕を論じた照葉樹林文化論から50 年が 経過した現在、考古学が未だにイネの伝来時期さえ決定できないという「限界」は、農耕に関する 高確度の情報を時・空間で整理し俯瞰できる手法がないことに起因する。本領域では日本全国の土 器を対象に、X 線を使い土器内外の種実・害虫圧痕を始めとする生物情報を「悉皆的」に集め、最 新の年代測定法で時・空間列に再配置する。そしてそれら情報をAI やX 線工学技術を用い俯瞰・ 分析することで、我が国の植物栽培や農耕化の正確な時期とそれに伴う生活様式や精神性の変化を 解明する理論を体系化する。これにより、考古学の限界に突破口をもたらす世界展開可能な未来型 の考古資料学「土器総合分析学」を創出する。