ウガイ サチエ    ugai sachie
   鵜飼 祐江
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/04
形態種別 単行本
招待論文 招待あり
標題 原岡文子・河添房江編 『源氏物語 煌めくことばの世界』
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 翰林書房
総ページ数 652
担当範囲 「末摘花」という呼称
著者・共著者 原岡文子・中川正美・近藤みゆき・鈴木貴子・池田節子・高木和子・相馬知奈・高野晴代・谷知子・鈴木宏子・三村友希・鈴木裕子・鵜飼祐江・植田恭代・今井久代・本橋裕美・松本美耶・久富木原玲・平林優子(他15名)
概要 「末摘花」呼称は、歌語に根ざしつつ、「紅」「赤」「花」「鼻」の関連語を経て、赤い鼻の姫君と結びつき、「紅い花=末摘花」へと変容し、醜貌な姫君との恋の滑稽さを含み込む。
玉鬘巻でこの呼称が用いられるとき、光源氏の若き日の恋の遍歴と、その彷徨が末摘花との恋の失敗を通して紫の君に落着した経緯が想起され、もう一つには、末摘花と紫の君とを比較する側面が強く意識され、これが玉鬘との関係性に照らし直される構造となっている。