ウガイ サチエ    ugai sachie
   鵜飼 祐江
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「若紫巻における紫の上の呼称-十種類の呼称が描くもの-」
執筆形態 単著
掲載誌名 「東京女子大学紀要論集」
掲載区分国内
出版社・発行元 東京女子大学論集編集委員会
巻・号・頁 59(2),19-40頁
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 鵜飼祐江
概要 若紫巻では紫の上に「女子」「子」「~人」「若草」「初草」「児」「君」「若君」「ゆかり」「幼き人」などの呼称が見られる。このうち北山の出逢いの場面では、素性の知れない少女への関心から様々に少女を捉えてゆく源氏の意識が窺え、源氏が少女に強く惹かれていたことが読み取れる。紫の上への源氏の執着には、藤壺が原因の第一にあるとされてきたが、紫の上の呼称に表れた源氏の意識を手繰ってゆくと、藤壺に結びつけられる以前から、少女自身に惹かれていたことが確認できる。