イトウ ミカ
ITOH Mika
伊藤 美香 所属
食健康科学部 管理栄養学科
女性健康科学研究所 所属教員
研究支援機器センター 所属教員
職種
専任講師
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Improved Indophenol Titration Method for Ascorbic Acid Using a Dropper and Electronic Balance: Enhanced Convenience and Efficiency |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 食品衛生学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
著者・共著者 | 梅垣敬三、横谷馨倫、山田静雄 |
概要 | スポイトと電子天びんを用いたアスコルビン酸のインドフェノール滴定法の改良: 利便性と効率性の向上
2,6- ジクロロインドフェノール(DCIP)滴定法を使用したアスコルビン酸の分析は,十分に確立された技術であるが,正確な測定にはビュレットの取り扱いに熟練が必要である.本研究では,ビュレットをスポイトに置き換え,電子天秤を使用して滴定量を重量で測定する改良DCIP 滴定法を提案した.DCIP 標準液を滴下するスポイトは柔軟に選択できるため,多量から微量までの幅広い滴下が可能であった.改良法では,ビュレット操作が不要となり,分析時間の43%短縮,サンプルと試薬の使用量の50%削減,分析対象サンプル中のアスコルビン酸濃度に合わせたDCIP 標準溶液が,分析中に適宜希釈できるなどの利点があった.改良法により実際の食品中のアスコルビン酸を測定したところ,滴定終点の判断などに関係したDCIP 法の本質的な問題は改善できなかった.しかし,改良DCIP 滴定は,従来のビュレット法よりも簡便で利用しやすく,特に熟練していない分析者において,迅速かつ正確な分析を可能にする. |