マツダ シノブ    MATSUDA Shinobu
   松田 忍
   所属
人間文化学部 歴史文化学科
 
近代文化研究所 所属教員
 
現代ビジネス研究所 所属教員
 
生活機構研究科 生活文化研究専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/10
形態種別 大学・研究所等紀要
招待論文 招待あり
標題 永井亨論素描―人口問題・社会道徳・新生活運動―
執筆形態 単著
掲載誌名 松山大学論集
掲載区分国内
出版社・発行元 松山大学
巻・号・頁 28(4),215-237頁
概要 戦前・戦時・戦後を通じて人口問題研究会に深く関わり、戦後には新生活運動の一貫として、企業における家族計画運動を推進した永井亨の行動を支えた思想的背景を論じた。1920年代以降の社会問題の発生にともなって、明治維新以来の国民統合のあり方が機能不全におちいっているとの理解のもとに、家族国家論を中核とする硬直的な「国体」理解では国家の安定を実現できないとする考えが永井に一貫しており、戦後の民主主義的改革のもとでも、人と人との関係をつなぐ「道徳」の確立への強い要請があったことを示した。
川東竫弘教授記念号への執筆。