ムラヤマ ノリオ
Murayama Norio
村山 憲男 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 睡眠障害のメカニズム |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | MEDICAL REHABILITATION |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 203,7-12頁 |
著者・共著者 | 田ヶ谷浩邦,村山憲男,深瀬裕子,松永祐輔 |
概要 | 睡眠障害とは睡眠に関連して起こる医学的問題であり、その症状・原因は様々で、病態生理が明らかになっていないものも多い。睡眠障害の症状は、(1)睡眠の量の異常、(2)睡眠時間帯の異常、(3)睡眠中に起こる呼吸異常、(4)睡眠と関連して起こる不随意運動・異常感覚、(5)睡眠と関連した異常行動など多彩である。睡眠障害国際分類第2版では睡眠障害を以下の6つに分類している。(1)睡眠関連呼吸障害、(2)睡眠関連運動障害、(3)中枢性過眠症、(4)概日リズム睡眠障害、(5)睡眠時随伴症、(6)不眠症である。多くの睡眠障害が「不眠」を引き起こすが、睡眠薬では効果がないことや、かえって有害な問題が引き起こされることがあるので鑑別が必要である。病院・施設では床上時間が約9時間と長過ぎるため、成人では床上で約2時間覚醒して過ごさざるを得ない。消灯時刻も21時頃と日本人成人の平均入床時刻より2時間早く、強い入眠障害が生じる。病院・施設で多発する「不眠」は、不自然なスケジュールで生活させることで生じる。 |