ムラヤマ ノリオ
Murayama Norio
村山 憲男 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | その不眠をどう治療するか、あるいは治療しないか;概日リズム睡眠-覚醒障害 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 精神科治療学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 29(11),1393-1398頁 |
著者・共著者 | 田ヶ谷浩邦、村山憲男、深瀬裕子 |
概要 | 概日リズム睡眠-覚醒障害(CRSWD)とは、体内時計が作り出す睡眠覚醒パターンと、本人にとって望ましい社会生活スケジュールが一致しなくなり、さまざまな問題を引き起こす睡眠障害である。原因は様々であるが、精神科領域で多いのは、休職や自閉的生活による体内時計の同調因子減弱、向精神薬による起床困難が引き起こす睡眠相後退である。レストレスレッグス症候群により見かけ上睡眠相が後退しているように見えることがある。眠気を引き起こす向精神薬は通常無効であり、昼夜逆転を悪化させてしまう。米国のガイドラインでは、CRSWDに対して睡眠薬を用いないこととしている。治療は、向精神薬減量・置換など原因の除去、体内時計の同調因子強化である。同調因子強化は、拘束力のある生活スケジュール、適切なタイミングでの高照度光照射、適切なタイミングでの低用量メラトニンおよび低用量メラトニンアゴニスト服用による。 |