ムラヤマ ノリオ
Murayama Norio
村山 憲男 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 顕著な幻視を呈したレビー小体型認知症の2症例;その心理・環境的要因 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 精神科 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 19,90-96頁 |
著者・共著者 | 太田一実,藤城弘樹,村山憲男,井関栄三 |
概要 | 幻視はレビー小体型認知症に特徴的な症状であり、アルツハイマー型認知症には基本的に現れない。本研究では、顕著な幻視を呈した2症について、特に心理・環境的要因に注目して検討した。症例1は手術後の入院中、このまま両足が動かなくなるのではないかという強い不安によって幻視が誘発されたと考えられた。退院後も幻視は継続したが、心理的介入によって幻視は実在しないと認識できるようになったことで徐々に軽減し、錯覚が残存した。症例2は、結婚式のスピーチでの強い緊張を契機として幻視が出現したと考えられた。幻視はいった消失したが、妻が不在の間に再び出現した。妻の帰宅後幻視は軽減したものの、患者は幻視に話しかけるなど混乱した様子であった。 |