ワタナベ ナカミチ
WATANABE Nakamichi
渡辺 睦行 所属
食健康科学部 健康デザイン学科
女性健康科学研究所 所属教員
生活機構研究科 生活科学研究専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 低糖質高脂肪食の摂取がマウスの骨格筋および体重増加量に及ぼす影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本食品科学工学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 67(4),128-133頁 |
著者・共著者 | 大下佳那子・原百合恵・渡辺睦行 |
概要 | 低糖質食には抗肥満効果が報告されており,この効果 は,インスリンの分泌低下作用によるものであると考えら れる.一方で,インスリンは体タンパク質の合成を促進す るホルモンでもあるため,低糖質の摂取により骨格筋重量 が減少することが懸念される.本研究では,低糖質高脂肪 食をマウスに与えることによって骨格筋量の減少が起こる のかを検証した.10 週齢の雄性 ICR マウスを,飼料の糖 質エネルギー比率の違いによって,Control 群(Protein: Fat:Carbohydrate=20:16:64),Carb32 群(20:48:32), Carb16 群(20:64:16)の 3 群(n=8)に分けて自由摂取
にて 4 週間飼育し,絶食せずに解剖した.Control 群と比 較して Carb16 群で,体重 100 g あたりの下腿三頭筋重量 が減少した.この減少のメカニズムとしては,インスリン 分泌の低下や,筋分化を促進する筋制御因子である Myog の遺伝子発現量の低下が想定されたが,いずれのメカニズ ムにおいても確証は得られなかった. |