イケダ タカコ
IKEDA Takako
池田 尚子 所属
食健康科学部 健康デザイン学科
女性健康科学研究所 所属教員
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | マグネシウムとカルシウムの摂取バランスに関するフローサイトメトリーによる細胞表面マーカー解析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | マグネシウム |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人日本マグネシウム学会 |
巻・号・頁 | 40(2),39-49頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 池田尚子、中西由季子、黒瀬美季子、木村修一 |
概要 | 日本人は慢性的なMg摂取不足の状態であることが推察される。この低いMg状態が、アテローム性動脈硬化、高血圧、骨粗鬆症、糖尿病、ある種のがんを含む多数の病理学的状況と関係が報告されている。このようにMgの生理的重要性は明らかであるにも関わらず、その代謝調節機構についてはほとんど解明されていないのが現状である。本研究では、Mg欠乏でのCaの影響および免疫能に着目し、マウスを用いて食餌によるMg欠乏とCaの過剰の組み合わせの実験を実施し、主に免疫担当細胞をフローサイトメトリーにて表面解析を行った。その結果、Mg欠乏状態であると、B細胞よりもT細胞を割合的に増加させることが示された。一方では、Mg欠乏状態と高Ca状態が共存する場合、T細胞よりもB細胞が割合的に増加したことにより、限られた免疫担当細胞による生体防御の体制を形成している可能性を示した。 |