イトウ ジュン
ITOH Jun
伊藤 純 所属
人間社会学部 福祉社会学科
女性文化研究所 所属教員
現代ビジネス研究所 所属教員
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
福祉社会・経営研究科 福祉共創マネジメント専攻
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/02 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 昭和女子大学女性文化研究叢書第十三集 『コロナ禍の労働・生活とジェンダー』※2023年3月刊行予定 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 御茶の水書房 |
巻・号・頁 | 97-122頁 |
総ページ数 | 165 |
担当範囲 | 第4章 新型コロナ下における家族介護者の働き方と生活資源マネジメントの課題-ジェンダーとケイパビリティを手掛かりとして- |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 伊藤純・粕谷美砂子・山本悦子・吉田仁美・斎藤悦子 |
概要 | (全体概要)新型コロナウイルス感染拡大が人々の日常生活と労働にどのような影響を与えているかをジェンダー視点から多角的に捉えるとともに、アフター・コロナ時代のより良い男女共同参画社会形成に資することを目的として編まれた。伊藤は本書の編集委員も務めた。
(担当部部概要)就労している家族介護者の機能、ケイパビリティに焦点を当て、新型コロナによる働き方と生活資源マネジメントへの影響・課題をジェンダー視点から明らかにすることを目的としている。分析の視点としてアマルティア・センのケイパビリティアプローチを採用した。第1段階としてワークショップ調査を実施し、「働きながら介護を続ける上で必要な自分のための行為・行動、状態」を調べ、その結果を基に「機能のリスト」を作成した。その後、「機能のリスト」を用いた個別インタビュー調査を実施した。その結果、コロナ禍で在宅勤務やオンライン化が進み、家族介護者の業務が過密化する一方、コロナ禍以前に利用できていた介護サービス等の利用の仕方に制約がかかり、在宅介護への切り替えや負担の増加が生じていることが明らかになった。特に女性家族介護者については身近な親族から介護役割を期待され就業継続が危うくなるケースも見られた。家族介護者が就業継続をしながら資源活用能力を高める制度施策の在り方についても示唆が得られた。 |