ノグチ トモタカ    NOGUCHI Tomotaka
   野口 朋隆
   所属
人間文化学部 歴史文化学科
 
生活機構研究科 生活文化研究専攻
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/11
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「近世中期鍋島家の本家・分家関係と親類大名(上)-安永三年、小城鍋島家公家衆馳走役一件から-」
執筆形態 単著
掲載誌名 『葉隠研究』
巻・号・頁 (51),167-175頁
概要 本稿は、公儀役と大名家の本分家関係の関連性について明らかにすることを目的とした。佐賀藩の分家小城鍋島家が財政難のため公儀役費用を捻出できず、幕府へ役の辞退を願い出てしまったため本家とも処罰を受けた。幕府は分家が財政の困窮のため公儀役を負担できないのであれば本家に肩代わりさせることで公儀役の完遂を果たそうとしていた。これを可能としたのは、本分家の同族的な秩序が存在したからである。