ナカムラ ノリコ
NAKAMURA Noriko
中村 徳子 所属
人間社会学部 初等教育学科
現代教育研究所 所属教員
生活機構研究科 人間教育学専攻
職種
准教授
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発行・発表の年月 | 2001/06 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | Mirror self-recognition in primates: An ontogenetic and phylogenetic approach
Primate Origin of Human Cognition and Behavior |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Springer-Verlag, Tokyo全587頁 |
巻・号・頁 | 297-312頁 |
著者・共著者 | 編著者: Matsuzawa, T. |
概要 | (全体概要)ヒトの認知や行動の起源を霊長類研究によって解き明かそうと試みる。知覚や認知の系統発生、ヒトの言語の起源、学習や記憶、自己や他者および種の認知、社会と社会的相互作用そして文化など多岐にわたる分野について検討されている。野外そして実験室の研究から得られた膨大なデータをもとに、ヒトの知性がどのように進化してきたのかを探る。
"Mirror self-recognition in primates: An ontogenetic and phylogenetic approach."自己意識のなかでも、鏡をみて鏡に映る像が自己だとわかる能力-自己鏡映像認知-に関する総説。まずその認知能力の個体発生を調べるために、ヒトおよびチンパンジーについて比較検討した。さらにその認知能力の系統発生を調べるために、原猿、新世界ザル、旧世界ザル、小型類人猿、大型類人猿、ヒトといったさまざまな種の霊長類を対象に、自己鏡映像認知に関する実験をおこなった。自己鏡映像認知能力はホミノイドのみに認められることが明らかになった。 |