シム チュン・キャット    Sim Choon Kiat
   SIM Choon Kiat
   所属
人間社会学部 現代教養学科
 
女性文化研究所 所属教員
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 単行本
標題 学校教育に対する保護者の意識調査2008
執筆形態 共著
出版社・発行元 Benesse教育研究開発センター
巻・号・頁 48-57頁
担当範囲 第2章:子どもを学力別に差異化することに対する保護者の意識とその変化
概要 習熟度別指導の実施に関してほとんどの保護者が賛成するものの、「理解の早い子どもにはさらに高いレベルの学習をさせる」という項目については賛否が分かれ、保護者の学歴が高くなるにつれ、賛成率も高くなる傾向が見られた。多くの親は、前者が子どもの差異化に結びつかないのに対し、後者は差異化につながると考えているようである。さらに、子どもを学力別に差異化することに賛成するかどうかを考えるうえで、子どもの学校での成績が重要な指標となっていることが明らかになった。そしてこの傾向は、東京都などの県庁所在地に住み、子どもの学業成績が上のほうで、かつ父親も母親も大卒であるという「教育家族」の場合においてより顕著に表れる。加えて、このような「教育家族」が普通の公立学校から離れていく可能性が高く、優秀な子どもが公立学校から逃げ出すという「ブライト・フライト」現象が今回の調査分析からも確認できた。