フクダ ジュンコ
FUKUDA Junko
福田 淳子 所属
人間社会学部 現代教養学科
近代文化研究所 所属教員
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1994/06 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 「川端康成『葬式の名人』論」(『川端文学への視界9』) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 教育出版センター全135頁 |
巻・号・頁 | 5-22頁 |
著者・共著者 | 須藤宏明、河野基樹、進藤純孝、武田勝彦、野末明、山田吉郎、片山倫太郎、鈴木伸一、羽鳥徹哉、原善、田村嘉勝 |
概要 | (全体概要)川端文学研究会編。『川端文学への視界』は、川端文学研究会(会員約120名)の年に1度の年報として、昭和60年から刊行が開始された。理事および編集委員の審査を通過した投稿論文3本のほか、資料紹介、書評、研究動向、1年間の活動報告などが掲載されている。
(担当部分概要)タイトルは「川端康成『葬式の名人』論」。「葬式の名人」は川端の初期作品の代表作とされながらも専門の研究・作品論が一本もなく、モチーフが共通する「骨拾ひ」の付属作のごとき扱いを受けてきた。「骨拾ひ」との比較で築かれてきた研究史を辿り直しながら、作品に忠実な読解を試み、2作の相違点を指摘した上で、「葬式の名人」の3段落構成の意味を考察。主人公〈私〉の意識の二重性を分析し、“感傷”への埋没とそこからの回避という点に川端文学のフィクションの原型が看取できることを指摘し、位置づけを行った。 |