フクダ ジュンコ    FUKUDA Junko
   福田 淳子
   所属
人間社会学部 現代教養学科
 
近代文化研究所 所属教員
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/10
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「2010年夏 ― 映画「キャタピラー」を追う ―」
執筆形態 単著
掲載誌名 「学苑」
出版社・発行元 昭和女子大学近代文化研究所
巻・号・頁 (840),81-89頁
概要 若松孝二監督「キャタピラー」が第60回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞し、反戦映画として注目された。映画の公開は、監督の強い希望により、6月沖縄、8月6日広島、8月9日長崎、8月14日全国という順番で行われたほか、全国公開前にも各地でプレミアム上映が何度も行われ、そのたびに主演俳優が舞台挨拶を積極的に行うなど、異例の展開を見せた。6月沖縄で公開された日本での公開初日を鑑賞した他、広島、都内でのプレミアム上映を追いかけ、戦跡を辿りながら、映画上映に対する各地での反応の取材をもとに、エッセイとして執筆したもの。監督がヒントを得たという江戸川乱歩の小説「芋虫」やドルトン・トランボ監督の反戦映画「ジョニーは戦場へ行った」との比較、また先に映画化された佐藤寿保監督「芋虫」の比較等を行い、反戦映画としての「キャタピラー」に対する考察を加えた。