ボルジギン フスレ
Borjigin HUSEL
ボルジギン 呼斯勒 所属
国際学部 国際学科
国際文化研究所 所属教員
生活機構研究科 生活文化研究専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 日本・モンゴル共同研究プロジェクト「“チンギス・ハーンの長城”に関する国際共同研究基盤の創成」によるドルノド県チョイバルサン郡とツァガーンオボー郡における現地調査隊報告書 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | モンゴルと東北アジア研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 風響社 |
巻・号・頁 | Vol.7,37-68頁 |
国際共著 | 国際共著 |
著者・共著者 | U.エルデネバト、Ch.アマルトゥベシン、J.オランゴア、B.バトダライ、Ch.アマルビレグ、Ts.トゥメン |
概要 | 本稿は、日本・モンゴル共同研究プロジェクト「“チンギス・ハーンの長城”に関する国際共同研究基盤の創成」によるドルノド県チョイバルサン郡とツァガーンオボー郡における現地調査隊(2021年9月)の報告書である。
オルドゲルティーン・ゴビーン・ヘレム遺跡でおこなった2×4メートルの試掘からは、土器片、鉄製品の破片、鋳造鉄製鍋の破片、銅銭、鋳造鉄製の臼など若干の興味深い遺物が出土したほか、この遺跡の年代測定を可能にする家畜の骨片も採取された。 一方、アリーン・ゴビーン・ヘレム遺跡での発掘調査は2×6メートルの範囲でおこなわれ、この発掘からも家畜の骨の残存物と土器片や陶器片などが出土した。また、この堡塁の内側と外側から表面調査によって鉄製品が少なからず採集された。 ヘルレンバルス・ホト遺跡周辺では、かつて考古学の先人たちが発掘した築造物の一部を清掃し、当時の発掘についての情報収集と年代測定用試料の採取を目的として調査をおこなった。この遺跡の堡塁の年代測定のための試掘を二か所でおこない、そのうち一か所から試料を採取した。 このように、チンギスの長城とその付近の築造物に関するデータをまとめ、用途の解明と年代測定を目的とした小規模調査は無事終了した。共同プロジェクトチームは出土した遺物の整理、一部の試料を年代測定のため日本へ送るなどの作業を遂行中である。 |