カスヤ ミサコ
KASUYA Misako
粕谷 美砂子 所属
人間社会学部 現代教養学科
女性文化研究所 所属教員
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
国際文化研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
福祉社会・経営研究科 福祉共創マネジメント専攻
現代ビジネス研究所 所属教員
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/08 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 女性白書2022-コロナ禍を超え、ジェンダー平等社会の実編を―「家計とくらしの実態」 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 女性白書2022 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 88-92頁 |
総ページ数 | 335 |
著者・共著者 | 浅井優子・浅岡美恵・浅倉むつ子・粕谷美砂子他25名 |
概要 | 家計とくらしの実態について、データを用いながら概観した。総世帯の消費支出は実質で2年ぶりの増加であったこと、消費支出の対前年実質増減率は、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響などにより、前年に比べて総世帯は実質6.5%、2人以上の世帯は5.3%、単身世帯は8.1%のマイナスで、比較可能な2001年以降最低を示していた。これは、外出自粛や在宅勤務、店舗への休業養成や営業時間短縮要請により、食事代、交通関係費、旅行関係費などが大きく減少したことによるものであった。一方で、勤労者世帯の家計は消費を抑えざるを得ない状況であること、税・社会保険料の負担が家計を圧迫していることを明らかにした。これまで問題視されてきたが解決されてこなかった課題が、コロナ禍でより顕著に可視化され、それに加えてこうした物価高騰は、女性の貧困・格差拡大に影響を及ぼしている。賃金水準を引き上げ、男女の収入格差や非正規雇用の女性への偏重の是正、男女ともに働きやすい環境づくりなどの対応が喫緊の課題であることを考察した。 |