キタモト ケイコ    KITAMOTO Keiko
   北本 佳子
   所属
人間社会学部 福祉社会学科
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
 
女性文化研究所 所属教員
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/05
形態種別 その他
標題 平成17・18・19年度 科学研究費基盤研究(c)研究成果報告書「日本的ソーシャルワーク・コミュニケーションの体系化と教育のあり方に関する研究」
執筆形態 共著
巻・号・頁 全111頁頁
著者・共著者 北本佳子・綾部裕子
概要 (全体概要) 本報告書は、平成17年度から19年度にかけて科学研究費の助成を受けて実施した研究成果の報告書である。(課題番号:17530430、研究代表者:北本佳子、共同研究者:綾部裕子) 本報告書では、その3年間に発表した論文をまとめるとともに、本研究では、日本のソーシャルワークのコミュニケーションに関する実態や研究動向をふまえつつ、日本の文化や社会、社会福祉の実践現場に適合するソーシャルワークのコミュニケーションのあり方やその教育のあり方について、まず、従来のソーシャルワークのコミュニケーション研究が、欧米中心に開発されてきたカウンセリング理論をもとに研究が行われてきたのに対して、本研究では、言語学やその隣接分野における研究方法や分析の枠組みをソーシャルワークのコミュニケーション分析に援用することの可能性をについて論じた。次に、日本のソーシャルワークの実践現場が、これまでの研究の中心であった相談機関などでの面接場面よりも、施設等の生活場面での実践が中心であることから、前述した言語学やその隣接分野における研究方法や分析の枠組みも援用しつつ、生活施設における実際の利用者と援助者のコミュニケーション場面、職員間のコミュニケーション場面を分析し、そこでの教育のあり方について論じた。最後に、それらをふまえて、新たな教育方法に関する提言として、ソーシャルワークのコミュニケーション教育への異文化間コミュニケーション教育の援用の可能性について検討し、その方向性をまとめた。
で発表した内容(資料)を添付した。(担当部分)1頁~28頁、51~133頁は共同執筆 担当部分では、ソーシャルワークにおけるコミュニーションの現状を自立援助の事例(記録)を通して分析した結果をまとめるとともに、共同執筆部分では、3年間に行った実際のコミュニケーション場面への参与観察(ビデオ録画・テープ録音)の結果の分析、また欧米的コミュニケーションに関する現場職員とコントロールグループとしての学生へのアンケート調査の結果分析をまとめた。