キタモト ケイコ    KITAMOTO Keiko
   北本 佳子
   所属
人間社会学部 福祉社会学科
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
 
女性文化研究所 所属教員
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1991/05
形態種別 単行本
標題 日本社会保障の歴史
執筆形態 共著
出版社・発行元 学文社全404頁
巻・号・頁 85-104頁
著者・共著者 田多英範、横山和彦編著 岡本多喜子、須藤緑、北本佳子、菅沼隆、西川克己、清水英彦、清水浩一、村上貴美子、土田武史
概要 (全体概要) 本書は、日本の社会保障が日本資本主義の動きとどのような関連をもちながら形成され、展開してきたのかを歴史的、実証的にあきらかにすることを目的としている。しかも、その内容は明治以降から第二次世界大戦以前までの前史から、戦後及び高度経済成長期、低経済成長期に至るまでの時期の社会保障全般の広範な歴史研究書である。
(担当部分概要)「社会福祉制度の確立」担当 本論では、社会保障制度の一つを構成するものとして、戦後成立した社会福祉制度がどのような特質をもつものなのかということを、戦後のはじめに制定された児童福祉法、身体障害者福祉法、さらに社会福祉事業法の制定時の状況から、また同じ時期に所得保障制度の一つとして制定された生活保護法との対比から分析を試みた。その結果、それぞれの社会福祉制度が所得保障のみでは自立しえない対象者の「自立助長を図るサービス保障」として成立してきたことを実証的に明らかにした。