タカオ テツヤ
TAKAO Tetsuya
高尾 哲也 所属
食健康科学部 食安全マネジメント学科
生活機構研究科 生活科学研究専攻
国際文化研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
女性健康科学研究所 所属教員
現代ビジネス研究所 所属教員
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | キノア葉部の抗炎症性について |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学大学院生活機構研究科紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28,23-29頁 |
担当範囲 | 共同研究により抽出不能 |
著者・共著者 | 吉原結希, 磯部勝孝, 高尾哲也 |
概要 | キノア葉は日本では使用されていないが,本研究ではこれらの葉の抗炎症活性を検討した。材料は4品種のキノア:Baer‐2,NL‐6,RU‐2及びMaranganiの熱水抽出物(H‐)及び水抽出物(R‐)であった。腸の吸収および炎症のモデルを,Caco‐2腸上皮細胞およびRBL‐2H3肥満細胞またはRAW264.7マクロファージを多孔性膜上に培養することにより作製した。各抽出物を粘膜上皮を模倣するCaco‐2細胞に添加し,RBL‐2H3およびRAW264.7細胞におけるサイトカイン発現,またはそれらの細胞により産生されたサイトカイン量を測定した。H‐NL‐6とH‐RU‐2はRBL‐2H3細胞におけるTFNα発現を阻害した。R‐Baer‐2はIL‐6の産生を制限し,H‐Baer‐2はIL‐17の産生を制限した。R‐NL‐6はTFNαの産生を制限した。これらの知見はキノア葉の抗炎症作用がキノアの品種と用いた抽出物の種類によって異なることを示している。さらに,キノア葉からの抽出物は,経口的に摂取したときに炎症を減少させることができると思われる。 |