シマタニ マキコ
SHIMATANI Makiko
島谷 まき子 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
生活心理研究所 所属教員
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 心理劇におけるシェアリング体験の検討:ドラマ体験および心理劇の効果との関連から |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 心理臨床学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第35巻(第2号),157-167頁 |
著者・共著者 | ◎榎本万里子・島谷まき子 |
概要 | 本研究においては、心理劇のシェアリング段階における参加者のさまざまな体験を類型化し、ドラマ体験とシェアリング体験との関連、およびシェアリング体験と心理劇の効果との関連について検討した。心理劇参加者120名に対して、セッション前後の質問紙調査とシェアリング段階における発言を録音する記録調査を実施した。104名の質問紙調査による数量的データ、104名分347件の10答法による自由記述式回答データ、86名分の発話記録データが得られた。質的分析の結果、シェアリング体験は〈洞察型〉〈情動型〉〈感覚型〉〈知性化型〉〈傍観型〉の五つのタイプに類型化された。量的分析の結果、たとえドラマ段階でそれほど肯定的な体験をしていなくても、シェアリング段階で《情動的洞察》を含む【情動的体験】を中心に体験することができれば、心理劇の効果が高まることが明らかとなり、シェアリング段階で情動的な体験をすることの重要性が実証された。 |