シマタニ マキコ
SHIMATANI Makiko
島谷 まき子 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
生活心理研究所 所属教員
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 青年期における恋愛と同性友人関係ならびにアイデンティティとの関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学生活心理研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 24,73-84頁 |
著者・共著者 | ◎武井しづ葉、島谷まき子 |
概要 | 青年期における恋愛と同性友人関係ならびにアイデンティティがどのように関連するかについて検討した。調査対象者483名(男性210名、女性273名、平均年齢20.47歳)に対して、恋愛状況に関する質問、同性友人とのつきあい方尺度(落合、1998)、多次元自我同一性尺度(谷、2001)の質問紙調査を実施した。調査協力者を恋愛群、恋愛希求群(交際経験あり)、恋愛希求群(交際経験なし)、恋愛不要群(交際経験あり)、恋愛不要群(交際経験なし)の5群に分け、同性友人とのつきあい方尺度と多次元自我同一性尺度を従属変数として、恋愛5群と性別の2要因分散分析を行った。その結果、大生の方が女性よりも、恋愛希求と交際経験の有無が同性友人関係ならびにアイデンティティの確立の程度に影響を受けることが示唆された。これらの結果は、青年期におけるアイデンティティの形成と親密性の関連が性別によって異なるというエリクソンの見解(Erikson,1968)を支持している。 |