リ スウ
LEE Su
李 守 所属
国際学部 国際学科
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | 中国朝鮮族が試金石となる韓国の多文化主義 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 中国の経済発展と少数民族の文化的変容(仮題) |
出版社・発行元 | 昭和女子大学国際文化研究所 |
概要 | 急激な少子高齢化社会をむかえた韓国では多文化主義の議論がさかんである.多文化主義とは,北米や豪州などの移民国家からはじまった,おなじ社会空間のなかに複数文化の共存をみとめ,さらにはそれに付随する政策立案をもふくむ概念である.韓国の多文化主義をめぐる議論は朝鮮族を中心に展開してきた.韓国の外国人労働者は35万8000人をかぞえ(2005年),総労働人口の1.5%、全賃金労働者の2.5%をしめている.韓国はすでに事実として多文化社会となっている.韓国人は言語と文化が自分たちとは異質的な「在外同胞」の受容にとまどいを見せてきた.朝鮮族のような異質的な「韓国人」が統合される過程で,韓国の多文化主義はその真価が問われる。 |