カラスダニ トモコ    KARASUDANI Tomoko
   烏谷 知子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
 
近代文化研究所 所属教員
   職種
教授
発行・発表の年月 1988/01
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 大殿祭祝詞の成立の背景について
執筆形態 単著
掲載誌名 学苑
出版社・発行元 昭和女子大学近代文化研究所
巻・号・頁 (577号),37-49頁
概要 延喜式の巻八所収の大殿祭祝詞には、宮殿造営の後、屋船命によって唱えられる天つ奇し護言の宮ぼめの詞章がある。この部分は、大殿祭祝詞の最も原初的部分であると指摘されている。延喜式の成立は平安朝であるが、宮ぼめの表現は万葉集の藤原時代の作品に集中して表れているので、祝詞の原型はすでに藤原時代に成立していたと思われる。宮ぼめの詞章は、殯の形骸化と都城制実施による遷都の終焉、即位式が荘厳化して行く時代の中で、祝詞が祭祀の場における生きた呪言として、殿舎の新生をはかる事情が生み出される時代の趨勢をうけて詞章化される必要があったことを述べた。