カラスダニ トモコ    KARASUDANI Tomoko
   烏谷 知子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
 
近代文化研究所 所属教員
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/01
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 「春山之霞壮夫と秋山之下氷壮夫」の物語の意義
執筆形態 単著
掲載誌名 学苑
出版社・発行元 昭和女子大学近代文化研究所
巻・号・頁 (867),1-12頁
概要 春山之霞壮夫と秋山下氷壮夫の物語では、御祖が春と秋の統括者の役割を担う。春秋の二季観は陰陽と関わり、御祖の姿は、四時を統括し儒教的規範に則って天下を治める仁徳天皇の治世に通じると思われる。『淮南子』時則訓や『礼記』月令には、春は天子が徳を布き恵みを行う季節であり、秋は収穫を行い刑罰を執行する季節であったと記される。仁徳天皇の治世は春の国見に始まり、春夏秋冬の祭式が記される。四時に規・衡・矩・権の四つの制度がよくなされたしるしが、雁の卵と枯野の琴の伝承であろう。当該説話は、神の御代から続く規範は人の世の新しい為政者に続くものであり、聖帝仁徳天皇の登場を説くために応神記の終わりに置かれたと思われる。