ワタナベ ユタカ    
   渡邊 寛
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活心理研究所 所属教員
   職種
助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/10
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 多様化する男性役割の構造――伝統的な男性役割と新しい男性役割を特徴づける4領域の提示――
執筆形態 単著
掲載誌名 心理学評論
掲載区分国内
巻・号・頁 60(2),117-139頁
著者・共著者 ◎渡邊寛
概要 現在,男性には,稼ぎ手などの伝統的な男性役割の他に,家庭参加などの新しい男性役割が求められていると考えられる。しかし,男性役割の側面に関しては,これまで整理されてこなかった。そこで,本研究では,伝統的な男性役割と新しい男性役割に着目し,これらの研究で抽出された因子の内容に基づき,各男性役割の下位側面を導出することで,新たに男性役割の理論的枠組みを提示することを目的とした。これまで海外を中心に検討されてきた伝統的な男性役割は,5つの下位側面にまとめられた。『社会的地位の高さ』,『精神的・肉体的な強さ』,『作動性の高さ』,『女性的言動の回避』,『女性への優位性』である。また,近年新たに求められるようになってきた新しい男性役割は4つの下位側面にまとめられた。『家庭への参加』,『強さからの解放』,『共同性の高さ』,『女性への気遣い』である。その上で,これら2つの男性役割を包括する4つの領域が提唱された。『家庭の領域』『心身の強さの領域』『望ましい人間のあり方の領域』『女性への振る舞い方の領域』である。最後に,この4つの領域を踏まえた,男性役割研究の課題が議論された。