ワタナベ ユタカ    
   渡邊 寛
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活心理研究所 所属教員
   職種
助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/12
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 伝統的な男性役割態度尺度の開発と作成と信頼性・妥当性の検証
執筆形態 単著
掲載誌名 心理学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 88(5),488-498頁
著者・共著者 ◎渡邊寛
概要 伝統的な男性役割は,海外の尺度研究において,複数の内容が測定されてきた。しかし,それらの側面は整理されず,日本においては,妥当性や信頼性を十分に検証した尺度がみられなかった。これらの問題を踏まえ,本論文では,伝統的な男性役割の側面を改めて提示し,それらの側面に沿った尺度を作成することを目的とした。先行研究から,伝統的な男性役割は,以下5側面から成ると考えられた。「社会的地位の高さ」,「精神的・肉体的な強さ」,「作動性の高さ」,「女性的言動の回避」,「女性への優位性」である。研究1では,これら5側面に基づき, 316名のデータを用いて確証的因子分析を行い,5因子各4項目から成る伝統的な男性役割態度尺度を作成した。研究2では,361名のデータから,作成した尺度の基準関連妥当性が確認された。また,各尺度得点の性差を検討したところ,すべての因子において男性の方が女性よりも得点が高く,男性が男性役割に依然として縛られていると推察された。研究3では,作成した尺度の再検査信頼性が確認された。これらの結果を踏まえ,伝統的な男性役割態度尺度は一定の妥当性と信頼性を有した尺度であると考えられた。