キムラ アヤノ    KIMURA Ayano
   木村 あやの
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活心理研究所 所属教員
   職種
専任講師
発表年月日 2018/03/24
発表テーマ 埋没図形課題遂行における視線運動の個人差ーASD傾向およびADHD傾向との関連ー
発表学会名 日本発達心理学会第29回大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 〇木村あやの・松永しのぶ・松野隆則
概要 複雑な図形の中からその一部として組み込まれた単純な図形を見つけ出す「埋没図形課題」(embedded figures test:EFT)でASDは、良好な成績を示すことが報告されており ( Happé & Frith, 2006 )、部分処理vs全体処理の優位性と関連付けて論じられている。一方、ASDとADHDの症状はしばしば併存することが知られており、注意機能がEFT遂行に及ぼす影響について十分吟味する必要がある。そこで、本研究では大学生を対象にEFT 遂行時の視線運動を部分-全体処理の観点から分析し、ASD傾向およびADHD傾向との関連性について検討した。AQ得点とASRS得点を説明変数、EFTの単純図形注視率を目的変数として強制投入法による重回帰分析を行った結果、AQ得点(β= -.55, p < .01)およびASRS得点(β= -.60, p < .01)がともに有意な負の影響を単純図形注視率に及ぼしていた(R 2= .67,p < .01)。つまり、ASD傾向とADHD傾向はそれぞれ独立して単純図形と複雑図形への注視割合に影響を及ぼしており、いずれもより高いほど複雑図形への処理時間の割り当てが相対的に高いことが明らかとなった。