キムラ アヤノ
KIMURA Ayano
木村 あやの 所属
人間社会学部 心理学科
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 心理学専攻
職種
准教授
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発表年月日 | 2018/10/12 |
発表テーマ | 「臨床研究用絵画完成課題」における成人期自閉スペクトラム症者の課題遂行 |
発表学会名 | 第59回日本児童青年精神医学会総会 |
主催者 | 日本児童青年精神医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東京 |
発表者・共同発表者 | 松永しのぶ・木村あやの・松野隆則・渡邉慶一郎・橋本大彦 |
概要 | 絵画完成(絵の欠所発見)課題(Picture Completion Test;PCT)は、知能検査の課題としてもよく知られている視覚認知の課題である。自閉スペクトラム症(ASD)の中には、PCTの成績が低い人がおり、対人場面を初めとする日常の情報処理にも影響を及ぼしていることが考えられる。本研究では、成人期ASDにおける臨床研究用PCTの課題遂行について、定型発達(TD)者と比較し検討した。ASD群14名(平均年齢31.66歳, SD=9.11)、定型発達(TD)群12名(平均年齢21.38歳, SD=2.04)に個別に実験を行った結果、本研究のASD 群は、眼前にない物をイメージする能力や対人コミュニケーションにおいてTD群との差が認められた。PCT課題における両群の遂行を比較すると、特に知識に基づいて画像全体の情報から判断し解決するようなタイプの課題において、ASD群の成績はTD群に比べて低いことが示された。 |