ウエマツ ヨウコ
UEMATSU Yoko
植松 容子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
国際文化研究所 所属教員
文学研究科 言語教育・コミュニケーション専攻 博士前期課程
職種
准教授
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発表年月日 | 2016/09/10 |
発表テーマ | 「~た」と「~ようになった」について |
発表学会名 | 第1回実在の誤用に基づく類義表現研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 大阪 |
概要 | 植松(2016)において、中国語母語話者は「ようになる」を「ている」や「た」と類義表現であると捉えている可能性があることを指摘した。このうち、「ようになった」と「た」は両方とも【既に変化したこと】を表すことができるため、類義表現関係にある。そこで本発表では、先行研究に基づいて「ようになる」を【意志性】【進展性】という要素により3タイプに分類した上で、それぞれのタイプにおける「ようになる」と「た」を類義表現として記述した。日本語学習者の運用に結びつく記述にするため、構文的・意味的な記述ではなく、「ようになる」が使用される文脈の記述を試みた。その結果、「ようになった」はより【報告する】という文脈で用いられやすいことを述べた。 |