ソ ミンジョン    Minjung SEO
   徐 珉廷
   所属
国際学部 国際学科
   職種
准教授
発表年月日 2022/11
発表テーマ 언어화자의 <사태파악> 차이를 반영한 한국어교육(言語話者の〈事態把握〉の差異を反映した韓国語教育)
発表学会名 国際韓国言語文化学会第34回秋季学術大会
主催者 国際韓国言語文化学会
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
国名 大韓民国
開催地名 ソウル(西江大学校)
概要 認知言語学((cognitive linguistics)で話者は発話の主体だけでなく、認知主体として想定される。本発表では認知言語学の理論をもとに日本語・韓国語・英語話者が〈事態把握〉(construal)をする際、(好まれる言い回し) >(fashions of speaking)の類似点と相違点について具体的な言語的指標を取り上げ、考察を試みた。具体的な言語的指標は①BE言語vs.Have言語、②自動詞構文vs.他動詞構文、③人間主語vs.無生物主語、④自己のゼロ化vs.自己の他者化、⑤話者中心vs.動作主中心、⑥話者との関連性vs.客観的な状況描写の6つである。
 これからの韓国語教育ではこのような視点に立って一見バラバラにみえる文法形式事項であっても、実はその言語を使う話者の認知的な営み(発想)からみれば同じところから派生して、表現の異同は表面的な形式の差として取り上げればよいというようなものではなく、もっと深く話者の〈こころ〉に立ち入ったところでの認知的な営みの差として捉えるという努力が必要だと主張する。そのような姿勢を反映した教授法や韓国語教材の開発などが望まれる。